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主题:加藤嘉一:比谁都害怕反日情绪的是中国共产党 -- 螺丝钉

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家园 加藤嘉一:比谁都害怕反日情绪的是中国共产党

看透了tg的心肝脾肺肾哇..这小子不定哪天就变成第二个石原莞尔

这演讲的路子整体上还不错,他有可能演变为社会活动家和政治幕僚,如果声望足够高,又赶上两国需要更深入战略合作,他可以在政治上有更大发展

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原文标题:加藤嘉一氏「反日感情を誰よりも怖がってるのは中国共産党」

加藤嘉一:比谁都害怕反日情绪的是中国共产党

原创翻译:龙腾网 外链出处 翻译:燕近山 转载请注明出处

10月29日、国立代々木オリンピック記念青少年総合センターで開催されたイベント「WorldShift Actions」。「Earth JAPAN~地球に生きる僕たちが、”今”日本のためにできること~」をコンセプトに、多くの登壇者が、学生を中心にした若い世代に向けて、自らの経験や、提言を行った。

「中国から見た日本」というテーマでは、27歳にして"中国で一番有名な日本人"と言われる英国フィナンシャルタイムスコラムニストの加藤嘉一氏が登壇、時に身振り手振りを交え、聴衆へ檄を飛ばした。【取材.構成:BLOGOS編集部大谷広太】

10月29日,在国立代代木奥林匹克纪念青少年综合中心举行了一次名为“WorldShift Actions”的活动。活动的主旨是“ Earth JAPAN~在地球上生存的我们能为如今的日本做的事~”很多登台演讲者都把自身的经验对以学生为中心的年轻一代言传身教。

被誉为中国最有名的日本人,英国金融时报的专栏作家,27岁的加藤嘉一登台演讲,以“从中国看日本”为题,不时摆动身躯,挥手示意,向听众发出号召。【取材.组织:BLOGOS编辑部大谷广太】

「胡錦濤さんはガンガン批判してくれと言ってくれます」\n“胡錦濤主席让我不客气的严厉批评。”

こんばんは、北京から来ました加藤嘉一と申します。本日はお招き頂いて本当に光栄です。さきほど主催の大学生の皆さんとお話をしましたが、手作りでこういったアクションを起こすというのは非常にすばらしいことだと思います。

僕が日本に帰ってまずやることは、むさぼるようにYouTubeを見ることなんです。中国には言論統制がありますから、見ることができないんです。「加藤さんTwitterやらないんですか?」ってよく聞かれるんですよね。それも中国からはアクセスができないからやってないんですよね。中国では、劉暁波さんのことを「素晴らしい」と言うことはできません。今、国家の英雄は劉暁波さんではなくて、尖閣の漁船の船長ですから(笑)。僕も向こうで生きていくために、中国を持ち上げることもあります。"共産党はガバナンスしっかりやっている"とか、持ち上げるところは持ち上げて、批判するところは批判しています。ただ自分の役割というのは、きっちりと、中国の国内に存在する経済、社会、あるいは国民性、マインドセットの問題というのを指摘していくことだと思っています。

晚上好,我是从北京来的加藤嘉一。今天实在很荣幸受到了邀请。就在刚才,我跟主办这次活动的各位大学生进行了交流。这些大学生一手发起了这次活动,这非常好。

我回到日本后的第一件事,就是如饥似渴的观看YouTube的视频。中国因为有言论管制,所以是看不了YouTube的。经常有人问我:“加藤,你那用不了Twitter吧?”在中国同样无法访问Twitter所以我是没有用的。而且在中国,你不能说赞扬刘(晓)波的言论。现在中国的国家英雄也并不是刘(晓)波而是钓鱼岛渔船的船长(笑)。就我而言,为了今后的生活,我也曾经吹捧过中国。比如说,“共产党管理得很不错(统治很牢靠)。”该捧的地方就捧,该批评的地方就批评。一直以来,我都是扮演着这么一个角色。就是正确的,将中国国内存在的经济,社会,或者是民族性,思维模式等方面的问题指出来。

やっぱりそれが中国における「言論」なんですが、そんな中でも、胡錦濤さんをはじめとした首脳の方々は「加藤さん頑張ってくれ、もっと中国をガンガン批判してくれ」と言ってくれます。少しずつではありますが中国の言論環境も変わってきていて、自分たちが変革を遂げていく上で有利になるファクターやレイヤーを抱えたいと思っているのだと思います。嗡嗡嗡以降無くなってしまった儒教の伝統に替わって、欧米の民主主義、統治、人権、自由も受け入れられていって、新しい価値観が生まれようとしています。社会主義市場経済という、ある意味では非常に歪んだ体制の中でやっていく上で、長期的に発展していけるための価値観を模索しているところなんだと思います。

中国的言论毕竟就是那么回事,但即使如此,以胡錦濤主席为首的各级领导仍然对我说:“加藤,加油。批评得更狠一点,不要客气。”虽然是一点点,但是中国的言论环境也在悄然发生着变化,每个人都希望自己能为改革的成功出一分力,成为其中的有利因子。儒家的传统在嗡嗡嗡以后消失了,取而代之的是吸收了欧美的民主主义,管理方式,人权,自由等观念而逐渐诞生的新的价值观。社会主义市场经济,某种意义上是非常扭曲的一种体制,而正在摸索之中的新的价值观,就是在这种体制的基础上,能够保持中国长期持续发展的一种价值观。

北京と東京を往復している、欧米の新聞社や通信社の特派員と話をしていると、日本の記事は書いても載らないが、中国の話なら何を書いても載ると言うんです。それだけみんな中国に注目して、読みたがっているんですよ。もちろん悪いニュースもありますよね。高速鉄道の事件だとか、社会のブラックな部分もどんどん出てきています。中国共産党による言論統制もありますが、今や中国には5億人以上のネットユーザーがいて、携帯電話を持っているのは9億人以上もいるんですよ。そうなると、いくら中国共産党が情報を上から潰そうとしたり、「ジャスミン革命やるな」とか言ったりしたって、無理なんですよね。中国人というのは、非常に頭が良くて、インテリジェンスとネットワークに長けていますし、裏を取ったり、口コミで情報を流したりリークしたりするようなことにも長けています。

だから、中国のひとたちは何も物事を考えてないとか、洗脳されているとか、現状に甘んじているというような見方は完全に間違っています。彼らはわかった上で知らないふりをする、シラを切る。プラグマティックですよ。

我往返于北京与东京之间,跟欧美的新闻社和通信社的特派员交流的时候,他们告诉我,日本的新闻即使是写了也不会刊登出来,而有关中国的话题则不管写的是什么都会刊登。大家就是这般的关注中国,愿意看中国的新闻。这其中当然也会有负面的新闻,比方说高铁事故,还有社会的那一部分黑暗面也被渐渐的披露出来。

虽然中国共产党在进行言论管制,但是现在的中国有5亿以上的网络用户,持有手机的人数也超过了9亿人。因此,就算中国共产党在上面再怎么千方百计的一边想将信息掐灭,一边教育人民不要进行茉莉花革命,那也是不可能办得到的事。中国人的头脑聪明,很擅于利用情报和网络,同样也很擅于利用暗语和口耳相传等方式来交流信息。

所以,那种说中国人民不会独立思考事物,被洗脑了,甘于现状麻木不仁的看法是完全错误的。他们其实心底雪亮,只是假装一副不知道的样子。他们都是实用主义者。

反日感情を誰よりも怖がってるのは中国共産党

比谁都害怕反日情绪的是中国共产党

みなさん、中国共産党は、日本との関係を悪くしようとか、反日感情を煽って共産党権力基盤を強化しようとしていると思ったら大間違いですよ。反日感情を誰よりも怖がってるのは中国共産党ですよ。反日感情が広がることは結果的に反政府運動につながりますからね。中国共産党は、日本との関係を、上手に、有機的に、後遺症がないようにマネージしたいと思っていますよ。

各位,如果你们认为中国共产党想和日本交恶,并且煽动反日情绪从而强化共产党的权利基础,如果你们是这么认为的话那就大错特错了。比谁都害怕反日情绪的正是中国共产党。因为反日情绪扩大化的结果都会与反政府运动联系到一起。中国共产党希望的是高明的,有机的,不留后患的管理与日本之间的关系。

2025年に、インドの人口が中国を抜くと言われているし、今後、中国も少子高齢化が始まりますから、昨今の成長率は望めないと思う。2050年には、成長率でもインドが抜くんではないかという推測もあります。今中国は、日本がこの60年の間直面してきた問題に、今同時に直面しているんですよ。まず、戦前からの国家主義を脱却した上で、国民の所得をどう伸ばすのかということ。中国共産党は、池田勇人内閣の所得倍増計画を徹底的に研究しています。そして人民元がどうあるべきか。これもアメリカとどうやっていくのか、プラザ合意を教訓にすべく研究していますよ。また、民主主義での一党独裁という政治体制。これはまさに長期続いた自民党政治が見本ですよ。一方で、急速に発展する中で、環境問題をどうするのかということ。これから長期的に発展していくために、日本から教訓を汲み取りたいと本気で思っています。アメリカ的な消費型.拡張型の経済発展モデルが中国に適さないとわかっていますから。だから僕みたいな若い人間にも、中国の首脳部からどんどん意見を求められるんです。

在2025年,印度的人口将超过中国,今后的一段时间,中国也开始步入了少子高龄化的社会,经济增长率也将达不到以前的水平。有预测认为在2050年,印度的经济增长率也将超过中国。现在中国所直接面对的问题,日本在过去的60年里也曾经面对过。首先,在摆脱从战前开始的国家主义的基础上,如何增加国民的所得收入的问题。中国共产党正在彻底的研究池田勇人内阁的所得倍增计划。然后是人民币的升值问题,在这方面如何应对美国,也仔细的研究了广场协议带来的教训。还有政治体制,即民主主义下的一党独裁这么一个体制。在这方面,实际上长期把持政权的自民党政治就是一个范本。另一个方面,在快速的发展中,如何处理环境问题,为了今后长期可持续的发展,中国也在真心实意的希望从日本这边吸取经验教训。因为中国的领导层明白像美国那样的消费型,扩张型的经济发展模式并不适用于中国。所以就算像我这样的年轻人,中国的领导层也在不断的向我们征求意见。

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