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主题:东京生活小感 城市里的乡村-小巷小筑和传道者 -- 向往

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家园 谢谢各位河友的鼓励,上文的最后一段用日文展开了一下,

東京生活 折々の小感 その2 浦安の街角の古神社 猫実の庚申塔

裏路地の片隅に一軒の小さな神社の境内が目に入った。

周囲に住宅と細い路地に囲まれ、境内は丁寧に手入れられたくねる奇形な古松、淡い緑色に錆びた屋根が夕陽に照らされている。現在は、青面金剛菩薩を祀られているそうだ。

一見、どこでもありそうな神社だが、狭い境内は不思議な静けさと神秘さに包まれているように見える。入り口の正面に足を運んだ所、小さな境内に釣り合わないほどの強い宗教的な厳存さは自ずと身体に伝わるのをじりじりと感じる。反対側の塀には、毎月の25日は祭礼日と書かれている。

いまでも毎月かと自分に問いながら、教育委員会の説明の銘板を拝見すると更に驚いた。この神社の信仰は元々中国の道教に由来したと解釈してある。

そもそも道教といえば、中国古来の信仰でありながら、仏教の伝来の唐以降、貴族階級がこの信仰から離れる一方で、その後、宋明の時代になると、ほぼ完全に庶民的な信仰になり、象徴的には明の時代の小説「西遊記」に書かれるように、法力的には、完全に仏の釈迦に劣り、自身の身内の問題も釈迦に解決の知恵を求めるほどだ。

このような信心は一体誰かが命をかけ、荒海を渡って異国の日本までに持って来たのでしょうか。この異国の偏地で本国でも衰退の一方に辿る信心を信じ、ここで広げ、ここの民を救い、彼らの子々孫々までにこの異国の信心を守らせて抜けるようなこの無名な伝道者はどんな方でしょうか。

しかし、この無名な伝道者はきっと慈悲に満ち、不屈で、無尽な勇気を持ち、骨の真髄までに信心を浸し切った方に間違いないでしょう。

今、私の足が踏んでいるこの小径はあの不屈な伝道者が疾走していたでしょうか。

今、私が立っているこの賑やかな浦安という都市は彼が奔走していたあの海の寒村でしょうか。

By 宏 in the noon of 21th. Apr.

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